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多様性研修を教職員の方々へ


新潟県教職員組合/上越支部 主催の「ダイバーシティ・多様性研修」 おおよそ50名の小・中学・特別養護の教職員の方にダイバーシティ研修をお届けしました。

約1時間30分という短い研修は時間ではありましたが、この機会に多くの知識と体験を持ち帰ってほしい想いから、アクティブラーニング形式で進行させていただきました。

1)まずは多様性を知るために知識を学んでいただきます。

「多様性とは?」から始まり「教育現場で見られるダイバーシティ&インクルージョン」を講義形式でお伝しています
〜多様性の概念〜
「あなたは生まれた時から唯一無二の大切な存在なのです」
「人は皆違う、違うからこそ素晴らしいのです」
「その違いにおいてだれでも等しく尊いのです」
このことは子どもが自尊心を育むためにも必要な考え方です。 そんなメッセージを子どもたちを取り巻く大人があらゆる場面で伝えることができたら、 子ども達は自信を持ち、自分を大切にできる精神が育まれていきます。
そして、いじめを無くしていく為にも、ダイバーシティ&インクルージョンなくてはならない考え方です。
「ダイバーシティ&インクルージョン」 = 「多様性の受容」 という人権教育の考え方を子どもをとりまく教育現場の方や子育てをしている保護者の方々に共有したいと強く思っています。

2)アクティブラーニング形式での体験していただきました。

体験してもらうことで、五感を使い、能動的に関わることで新たな発見があります。

アクティブラーニング(参加型学習)で大きく期待できるのが、能動的体験学習による参加者自身の中から湧き出てる「気づき」。
この参加型学習で題材となる「フルーツゲーム」では、誰もが知らぬ間に刷り込まれている他者への「偏見や差別 」に気づくことができます。
また他者のマイナスな部分だと思っていた見方を、プラスに変換する心の動きや多方向から観察することで、多くの人が新しい多様な視点を体験することができます。
なにより誰もが持っている無意識の偏見に気づくことはとても重要です。
「なぜ自分は嫌悪感を持つのか?」そこにフォーカスし考えていくことも(少々しんどいけれど)大切なんですね。
それは偏見という見方を変える第一歩になるからです。

ゲーム後の気づきのシェアでは、
「オレンジを見ていたら自分のクラスのこどもたちの顔が浮かんできました」
「同じオレンジでも人によって捉え方が違うことに気づいた」
など多くの意見が出ました。
同時にこの研修で、自分一人で抱え込まずグループで問題に対処したり、性別の違いやジェネレーションギャップなど「違いこそプラスα」なのだと改めて気付いていただけたようでした。ダイバーシティマネジメントを今後の組織づくりに役立てていただければと思います。そして大人も、忙殺されていく日々の中で「自分をもっと大切にしていきたい」という思いに行きつく。こここそ多様性研修の核だと思っています。

本日いただいた感想より【研修での気づきは?】

●相手を偏見で決めつけずよく「見る」ことの大切さ

●学校の子ども、自分の子育てにもこの考え方を活かしていきたい

●自分自身が同僚をラベリング(偏見で)していることに気づいた

●日々、マイナスなことにばかり目を向けていた自分がいた

●大切なことを教えてもらった

●自分の中にある差別や批判の思いに気づかされました

●日常自分が常に人と比べていること(年齢や性別など)に気づきました

●言葉や知識で解っていても実際に多くの人と話したり、相談したり、意見をシェアすることで改めて「多様性の受容」の大切さに気づきました。個性に気づき、良さとしていかせていかなければと感じました。

●自分を認めることの大切さにも気づかされました。

●とても楽しくて、あたたかい気持ちになりました。

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